●歌手 Minh Quan もサイゴンに拠点を移す[3/14;TP]
ハノイ出身の歌手 Minh Quan が歌手活動の拠点をサイゴンに移すことを決めた。出身グループ「Dua hau」の元メンバーの Bang Kieu と Tuan Hung も既にサイゴンに拠点を移している。現在、Minh Quan は Tuoi Tre 劇団の劇団員であると同時にMFC社(Music fans co.)の専属歌手でもある。
●歌手 Bang Kieu、新アルバムとハノイでのカフェ出店を準備中[3/13;VH]
歌手の Bang Kieu は現在、新アルバムを制作中。今回のアルバムには自作曲のほか、Duong Thu、Quoc Trung、Huy Tuan の3人の作詞・作曲家の曲も収録される。また、既にホーチミン市に2軒の店を持っている Bang Kieu は、ハノイにもカフェを開く意向で、現在出店場所を検討中だ。
●若手歌手にまつわる話あれこれ(Nguyen Minh)[3/12〜13;TP]
1.“道に迷う”若手歌手たち
今から1年ほど前、Thanh Thao や My Tam がまだ現在のような人気が出る前に、Hien Thuc はベトナム・ティーンポップのNo.1になるかと思われた時期があった。初めてのソロアルバムは売れ行きがよく、Hong Nhung の再来かと期待する人も多かった。しかしそれ以後、彼女の姿は輝き出すどころか逆に薄れてしまっている。彼女は、Dong Do 音楽センターが彼女の意に反して出した2枚のアルバムのせいだと話す。この2枚のCDは彼女がまだ無名の頃に同センターと契約して録音した100曲の中から選んで作ったもので、確かに聞くに耐える代物ではない。しかし主な原因は、彼女と彼女のマネージャー兼恋人の Tuan Thang(バンドSaigon Boys のドラマー)が“道に迷った”ためという方が正確だろう。Tuan Thang は歌が下手ではないが専業歌手としてやっていく力はないにもかかわらず、Hien Thuc とのデュエットを好んでいる。多くの若手歌手を育てているMFC社(Music fans co.)が、Hien Thuc をスターの座に押し上げようと努力しているところへ Tuan Thang がストップをかけた。彼は自分の恋人がMFC所属の男性歌手とデュエットするのを見過ごせなかったのだ。その結果2人ともチャンスを失った。
My Tam は以前Vafaco社と専属契約を結んでいたが、そこを飛び出してから活躍しだした。彼女の歌声を愛する多くの人が現在心配しているのは、彼女が自分の位置を見失っているように見えることだ。栄光の道を駆け上った彼女には既に振舞い方や服装、頭髪などに行き過ぎの面が見受けられる。人は自分でしていることは人にどう見られているか気が付かないものだ。My Tam に今必要なのはスターとしてのあり方を指し示すマネージャーの存在だろう。
才能ある歌手 Tran Thu Ha にとっても、行く道を示すマネージャーが必要なようだ。彼女はこれまでに何度も歌のスタイルを変えてきた。売れ筋の曲から作詞・作曲家 Trinh Cong Son や Quoc Bao の曲を歌い、今は Ngoc Dai の曲を好んで歌っている。
Hien Thuc と同じ頃売れ出した若手歌手の Hong Ngoc も自分の道を見出せずにいる。自分のアルトの歌声を生かせる曲を選ばずに、出会った曲を片っ端から歌った結果、印象に残る曲を一つも残せずにいる。
この他にも、Thu Minh、Thanh Thuy、Tan Minh、Luu Thien Huong、Hoang Thanh などの有望な歌手がいるが、どうやって頭角を現わしたらいいのか分からずにいる。
2.スターになるために
若手歌手の間ではブロマイド写真やCDのプレゼント、ファンとの交流は当たり前のことになっている。Dam Vinh Hung はホーチミン市工科大学で行われた交流コンサートで1万9千人のファンを前に、2万枚のブロマイドをプレゼントすると宣言し、翌日約束通り写真を届けた。Dam Vinh Hung はまた、ファーストアルバムが出るとサイゴンじゅうのカフェに無料でCDを配った。こうして彼は先行するスター歌手を脅かす存在になった。
Thanh Thao はタイ歌謡曲の流行にうまく乗り、カバー曲「Oi tinh yeu」でファンの熱烈な支持を一気に獲得した。ハノイ国家大学で行った無料ライヴコンサートは彼女の歌手生活の中で大きな節目となるものだ。
コンサートプロデューサーの多くは、個人の歌手によるソロコンサートは“両刃の剣”、すなわち、歌手をスターに押し上げる力ともなれば、歌手生命の危機をもたらすほどの大きな影響力を持つと指摘する。。Hong Hanh はサイゴンで人気のある歌手の一人だったが、初のソロコンサート「Tinh ca cho em」以後、坂道を転げ落ちるように衰退してしまった。逆に、Lam Truong の場合は2000年のソロコンサート「Loi trai tim muon noi」以後に、人気歌手No.1になった。
Lam Chi Khanh はまだ無名のうちに自ら資金を投じてソロコンサートを行った。褒貶はさまざまだが、コンサート当日は観客がつめかけたし、コンサートを収録したVCDの売れ行きも良い。Lam Chi Khanh は“アルバムを出し、コンサートをし、ビデオなどで宣伝する”という若手歌手が進むべき王道を行っていると言えるだろう。
一方、大金を投じて売り出す方法もある。最初の成功例は Dan Truong、その後 Cam Ly、Nguyen Phi Hung …と続いた。それぞれの所属会社は、Cam Ly のプロモーションには約14万ドル、Nguyen Phi Hung には10万ドルかけたという。多くの若手歌手には望むべくもない金額だ。しかし彼らは自ら資金を投じてソロアルバムの制作に乗り出している。Thanh Thao は5千ドル、Viet Quang は4千ドル、Quang Dung は7千ドルといった具合だ。新人歌手の Quang Dung の場合、売れている曲が入っている訳でもないのに初ソロアルバム「Bien nghin thu o lai」は7500枚を売り上げた。これは新人歌手にしては驚くべき数字だ。歌手 Tran Thu Ha は「Quang Dung のように独自の道を行く歌手は、どの年齢層にも適しているという強みがある。それに新人だから海賊盤の被害も少ない」と分析する。こうしてみると、成功のためには独自性と多額の投資が必要だということになる。もっとも問題はそのお金の使い方ではあるのだが。
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