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当倶楽部管理人のコーチン@出戻りサイゴンです。
ここでは、歌謡曲に限らず芸能・文化関連で感じたこと、思ったことなど、また出かけたコンサートの報告などをしていきます。


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2004/7/18(Sun.) VTV3でタイン・ラムのライヴを見る
 久々にタイン・ラム(Thanh Lam)の歌をじっくり聴いた。VTV3で毎月1回やっている生中継ライヴ番組『音楽と仲間たち(Am nhav va nhung nguoi ban)』の枠で放映されたライヴだが、これまでのどの回ともまったく異なるものだった。ライヴが行なわれたのはハノイのオペラ座、普段は歌謡ショーなどあまりやらない所だ。伴奏も弦楽器、ギター、ピアノとアコースティック系が主。雰囲気からしたらクラシックの演奏会のようだった。ファンに手拍子するよう呼びかけたりなどの交流もなし。もちろんファンの歓声もなし。だいだい彼女はファンクラブを組織する気もないらしい。そういうところが、鼻持ちならないと感じる人も多いのだろう、タイン・ラムを嫌いという人もけっこう多いらしい。
 いやー、それでも彼女の入魂の歌唱は誰にも真似できない。後半、若手の作詞・作曲家レ・ミン・ソン(Le Minh Son)の曲を連続して歌った。秋には全曲彼の作品のCDを出す計画があるという。父親で作詞・作曲家のトゥアン・イエン(Thuan Yen)、作詞・作曲家フォー・ドゥック・フオン(Pho Duc Phuong)の曲を歌うのは当然としても、元夫の作詞・作曲家クォック・チュン(Quoc Trung)の曲が一つもなく、代わりにレ・ミン・ソンというのは、この若い作曲家との間で新しい恋でも芽生えたのかな? などと思いたくなる。
 同じ実力派でも、ホン・ニュンやミー・リンとはまた一線を画す。観客に一切こびない、芸術重視の態度、彼女には「孤高の歌手」という称号がやはり似合っていると思う。

 先週は7月16日にホーチミン市テレビでも生中継ライヴがあり、女性歌手トゥー・ミン(Thu Minh)がメイン歌手として出演した。ゲスト歌手として出演したシンガポールの女優兼歌手のファム・ヴァン・フオン(範文方?)、歌はたいしてうまくなかったが、一生懸命にベトナム語の歌詞を歌っている姿はカワイかった。


2004/6/5(Sat.) 芝居『Chuyen cua Diem』を見る
Ai Nhu(左側)
(Tuoi Tre Onlinhより)
 前回に続いて5B劇場で芝居『Chuyen cua Diem』を見た。ジエム(Diem)は女性主人公の名前で女優のミー・ウィエン(My Uyen)が演じている。劇のあらすじを簡単に言ってしまえば、ジエムが愛する男にだまされて愛もお金も失って、ようやく最後に立ち上がるまでを描いている。それだけの話だったら見るまでもないかもしれない。ミー・ウィエンは美人だけど好みのタイプではないし、他の脇役の若手女優たちとともに舞台での発声が弱くて、それほど広いとも思えない劇場の全体に声が伝わらない。それに脇役若手女優たちの台詞がぶつかる場面が何度かあった。自分の台詞に頭がいって人の台詞を聞いていないのではないかと思えた。
 ここから先はトゥオイ・チェー紙の劇評の受け売りになるが、この芝居の見どころは脇役女優陣の中でもベテランかつこの芝居の演出も担当しているアイ・ニュー(Ai Nhu)だ。美人でもないしスタイルがいいわけでもない。でも彼女が出ている場面では、観客はほとんど彼女に注意を向けていた。演出家がこんなに主役を食っていいのかね、と思うほどの存在感。観客の笑いをとるのが彼女の役どころでその分得をしているとはいえ、いい味を出していた。先の劇評でも、彼女が途中で舞台から消えてしまうのを残念がっていたが同感。

<脚本>Ngoc Linh
<演出>Ai Nhu
<出演>My Uyen、Ai Nhu、Thanh Hoi、Trung Dung 他


2004/5/15(Sat.) 芝居『Chuyen la』を見る
『Chuyen la』に出演中のThanh Thuy
(Tuoi Tre Onlinhより)
 5B劇場で芝居『Chuyen la』を見た。若手女優のタイン・トゥイー(Thanh Thuy)が主役で出演している。彼女は去年(一昨年?)ホーチミンテレビの連続ドラマ『Blouse trang(白衣)』で、医師ヴァン役を演じて人気を博した。その後、テレビドラマや映画に何本も出演しているが、特に演技がうまいと感じたことはなかった。今回は彼女が舞台で主役を演じるという。新聞の劇評でも彼女の演技を誉めていたのでこれは見に行こうという気になった。
 彼女の役柄は売春婦ホン。貧しい若夫婦の家を丸ごと借りて、夫婦とともに暮らしている。まじめな夫チョンはホンを苦々しく思っているがお金のために仕方なく我慢している。ホンは若夫婦を金銭的に援助しているが、実はチョンを愛しているのだと打ち明ける。二人が抱き合っているところを妻に見つかり、とうとうホンを追い出すことに。そこにチョンの父親が尋ねてくる。父親はホンが持っていた母親の写真から、彼女が自分の娘だと分かる。舞台は父親とホンの母親(これもタン・トゥイーが演じている)の場面に変わる。父親はホンの母親と結婚の約束をし妊娠までさせたが、貧しさから別の女性と結婚した経緯が演じられる。母親は早くに死んでしまい、ホンは一人で生きていくために売春してきた、それをとやかく言われる筋合いはないと父親を非難する…。
 タイン・トゥイーは確かに一皮向けた感じだ。前は無理に役を作っているように感じたが、今回は難しい役柄も自然にこなしていたように思った。女優はどんどん成長していくものなんですね。彼女も注目女優の一人に加えよう。
 脚本は新作ではなく10年以上前の作品。5B劇場は小劇場で、舞台装置も簡素。今回は周囲を客席で取り囲み、中央に円形の低い舞台を設置、装置は天井から吊った大きなリングを2つ組み合わせたものだけだった。このリングがときに鏡になったり、家の屋根になったりする。
 学生時代(1980年代)に日本で隆盛だった小劇場ブームを思い出すな。その当時の小劇場は若者のものだった(今はどうなんでしょう?)けれど、こちらの小劇場の客層は若者から年配者まで、カップルで見にくる人が多いので男女の比率も半々ぐらい。日本のお父さんたちは劇場で芝居なんてまず見ないだろうが、ベトナムのお父さんはお母さんと仲良く見に来てます。
<脚本>Le Duy Hanh
<演出>Le Vu Cau
<出演>Thanh Thuy、Minh Dat 他


2004/2/5(Thu.) My Linh のライヴ
  Bong Mai  My Linh & Anh Quan
 2月1日にVTV3の生中継ライヴを終えたばかりの My Linh。生中継ライヴではいささかはしゃぎ過ぎというか、気持ちの高ぶりを抑えかねる場面があったように思えた。あのライヴは成功だと思うけれど、ステージ後方に陣取ったファンクラブの人たちの用意周到な演出がかなりそれに貢献していた。その後のライヴ評では「歌手の全盛期は短いものだ」というような厳しい見方も出ていた。その My Linh が「Tieng To Dong」で3日連続ライヴをするというので最終日に見に行った。
 今回のステージは落ち着いてじっくり歌を聞かせてくれた。Anh Quan と Huy Tuan の曲が中心。途中、♪Chi toi(Ngoc Dai)、Trinh Cong Son の♪Ru ta ngam ngui、♪Ngu di con を聞かせてくれた。表現力のすばらしさはまだまだ健在、背筋がゾクゾクするほどのうまさだった。約45分という短いステージだったが十分満足させてくれた。
 前座で出演していた Bong Mai、ようやく生で見ることができた。グループ Con Gai の元メンバー、今は軍隊の学校で音楽を教えているそう。彼女も軍人さん。美人で歌もうまくていうことなし。けっこう短いスカートをはいていたけれど立派なお母さん歌手です。


2004/1/31(Sat.) 芝居『Thu yeu lan nua(仮訳:愛を再び)』を見る
 IDECAF劇場で芝居『Thu yeu lan nua』を見た。女優ホン・アイン(Hong Anh)が主役級で出演している。物語は離婚した中年男性ファン(Thanh Hoi)の家族を中心に展開する。家族は男性の父親と息子で男ばかり3人。そこに家庭教師のホン(Hong Anh)の家族(こちらは女性ばかり3人)がからんでいく。ファンは前妻に捨てられひどく傷つき、女性を一歩たりとも家に入れないほど女性を恨んでいる。祖父と息子はこれをなんとかしたいと思っている。祖父は孫のために住み込みの女性家庭教師を雇うことを思いついた。ファンは応募してきたホンを渋々ながら受け入れた。始めファンとホンはお互い冷たい態度をとっていたが、ファンの女性嫌いの原因を理解した後、ホンは祖父や孫に協力してファンの女性嫌いを治すことに協力する。ファンは彼女の誠実さに触れて徐々に女性への偏見を解いていく。ファンとホンはいつしか惹かれ合って、愛し合うようになる・・・。
 この芝居の出演者たちは皆演技が達者で、言葉は半分も理解できなくてもズンズン引き込まれていく。感動の場面では客席からすすり泣きが聞こえた。自分自身、涙があふれた。日本では珍しくないだろうが、舞台上でのラブシーンもある(と言ってもキスだけだけど)。ファンとホンのキスシーンだが、映画とは違って舞台上でこれだけ濃厚なキスシーンはあまりない。芝居好きな方にはぜひ見ていただきたい。
<演出&脚本>Ai Nhu
<出演>Kim Xuan、Thanh Hoi、Huu Chau、My Duyen、Hong Anh他


2004/1/24(Sat.) 映画『Lo Lem he pho(仮訳:道端のシンデレラ)』を見る
 去年ベトナム映画界の売上記録を塗り替えた映画『Gai nhay』の監督 Le Hoang が引き続きガイ・ニャイ(英語でbar girlの意味)の世界をテーマに続編を作った。当初、映画の題名は『Gai nhay 2』だったが、直前になって題名が現在のものに変わった。主役の女優2人が前作と同じ(Minh Thu と My Duyen)で、しかも同じ役名で出ているが、役の設定は前作と関係ないため、誤解をさける意味で今の題名になったのだろう。
 男性の主役には人気がうなぎ登り中の歌手 Quang Dung を起用、彼は歌手カン・ズン役で出演している。話は歌手ズンと彼の恋人で駆け出し女優のハイン(Minh Thu)、それにバーガールのホア(My Duyen)を中心に展開する。ハインは撮影中の映画の中でバーガールを演じるのだが、実際を知らないためうまく演技ができず悩んでいる。そのため、恋人のズンとあっても上の空。ズンは怒りにまかせてバーガールのホアを部屋に呼ぶが、そこにハインが訪ねてくる・・・。ズンはホアの良心に触れて、彼女をバーガールの世界から抜けさせようとする。一方、ハインは役作りのためにバーガールの世界に身を投じていく・・・。
 前作のように、いかにもの教訓的なところはあまり感じられず、娯楽作品として楽しめた。男優 Minh Nhi が演ずるバーガールたちのオカマ管理人には笑えた。Quang Dung が観衆の前で歌うシーンは動作が不自然だし、観客の反応も作りモノでちょっとシラケはするけれど。ベトナム版「プリティウーマン」として前作に続いてヒットするか? 観客の入りはけっこういいようだ。
<監督&脚本>Le Hoang
<撮影>Pham Hoang Nam
解放映画社(Hang phim Giai Phong)作品


2004/1/14(Wed.) My Le のライヴ
 BBSによく書き込んでいただく Vo Van Tan さんと、同じくBBSご常連で今回2年振りで訪越された epoch さんとで、My Le のライヴを見に行った。場所は「Dong Dao」。epoch さんは本当は Hong Nhung か Tran Thu Ha のライヴをご希望だったのだが、あいにくこの日は2人のライヴは中心部ではやっていなかった。
 My Le も決してヘタな歌手ではなく、実力派歌手の1人なのだが、2003年11月30日付け「週刊芸能ニュース」のインタビュー記事にあるように人気の点ではイマイチ。前座に比べれば存在感、安定感はバツグンだけど、一流のスターになるにはまだ何かが欠けているんだろうな。
 それはそうと、前座で登場した女性歌手 Vi Thao は良かった。技術的にうんぬんというより素直に声を出している感じなのだが、磨けば輝きを増しそうな大きな原石、もっと聞いてみたいと思わせるものがあった。それは同席した御二方も感じられたようなので、あながち自分の独りよがりだけでもないと思う。My Le の後、Quang Linh のライヴも続いてあったが、時間が遅くなりそうなので途中で抜け出す。ロビーに出ると、その Vi Thao が目の前にいた。歌い始めたのは1年前からで、ここの他に音楽カフェ「Tieng to dong」横のチュングエン・カフェでも歌っていると話していた。


2004/1/6(Tue.) ホーチミン市テレビでクイズ「100人に聞きました」が始まる
 ホーチミン市テレビ(HTV7)でクイズ番組「Chung suc(仮訳:力を合わせて)」が今晩から始まった。この番組、日本で放送されていた「クイズ100人に聞きました」とほとんど同じ構成。パクリじゃなくて確かちゃんと版権をどこか外国のTV局から買って制作したという記事を読んだ記憶がある。
 今回は最初だからかも知れないが芸能人大会だった(うれしいことに管理人の一押し新人歌手Hoang Chauが出演していた)。司会者は音楽大学の教員兼歌手で、去年テレビドラマ「Blouse trang(白衣)」の中で医師Hungを演じて人気を呼んだTa Minh Tam。しかし司会は初めてでまだ慣れていないとあって、イマイチこなれていなかった。関口宏はソツがなかったな。まあそれでも、この番組は人気が出るんじゃなかろうか。外国人にとっては、ベトナム人の考え方(多数意見)が分かるし面白いと思う。(火曜日夜8時からHTV7で放送)


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