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 ■3月10日(土)

開院から1周年で式典
上越地域医療センター病院
名誉総長の記念講演会も

 開院から1周年を迎えた上越市地域医療センター病院(笠原小五郎院長)の節目を祝う記念式典が10日、上越市市民プラザで開かれ、多数の市民が参加しての特別講演会などが行われた。
 医療センター病院は国立病院・療養所の統廃合計画にともない、上越市が国立高田病院の移譲をうけて昨年3月に開院。上越医師会が運営の委託を受け、地域医療の継続と充実に取り組んでいる。来年度には結核病棟の新築、療養型病棟の整備などを控え、いっそうの充実が図られる。
 式典では運営者の上越医師会・山崎英彦会長が、「開院の高き目標達成のために研さんを重ね、どのようなことでも相談できる地域に愛される病院として尽力したい」とあいさつ。開設者の上越市・宮越馨市長は、保健・医療・福祉が連携する地域一帯の総合的整備計画のなかで同病院を中核施設として位置づけた。
 式典後の記念講演会は同病院の名誉総長でもある自治医科大学、高久史麿学長が講演。自らが座長を務めた「健康日本21推進国民会議」から健康で活動的な生活の指針を語った。
(写真・自治医科大学・高久学長による記念講演が行われた)

お味はいかがですか
薬膳料理セミナー
第一人者迎えて本格調理

 上越市の市民プラザを会場に10日、「医食同源―薬膳」をテーマとするセミナーが開催された。中国人医師と料理研究家による講演会と実技には、調理師や栄養士、主婦らが参加し、漢方をはじめとする食事の効能に熱心に耳を傾け、料理を味わった。
 講演会は上越国際交流協会(JOIN)が主催する「JOINミニセミナー2001」の2回目。今回は国内で活躍する薬膳の第一人者で医師、北京中医薬大学助教授の劉海洋さんと料理研究家で中国薬膳師としても活躍する柳原房江さんを招き、講義と実技を通して食と健康の関わりを考え、東洋医学への理解を深めた。
 始めに柳原さんは「材料をむだなく使い、予防医学でもある薬膳は現代に最も適した食事」と説明。劉さんは、漢方薬を使う薬膳料理以前に、季節や年齢、体質に合わせた食品の摂取(食養)、症状に応じた選択(食療)を取り入れる必要性を述べた。
 身近な例として、「冬は温性の鳥肉」など四季に応じた食材の選び方や高血圧、便秘に効果的な野菜を紹介した劉さん。参加者は身近な料理と食品の秘めた性質に驚きながら熱心にメモをとっていた。
 実技ではいわゆる冷え性に効果的な薬膳から「黒米粥(かゆ)」「ニラ玉子海老の炒めもの」など4品を調理。会場はほのかに漢方薬の香りが漂い、参加者を初めて扱う当帰(トウキ)、生地(ジオウ)入りの料理を興味津々でのぞき込んでいた。
 参加者の一人で調理師宮越正敏さん(北本2)は、「食材の選び方など本当にためになることばかり。濃い味の総菜とさっぱりとしたスープでバランスも良く、違和感なくおいしいと思う」とご満悦。劉さんは「食生活は本人の責任でコントロールが必要。少しずつ薬膳を取り入れ良い食事をすることで、食卓もバラエティ豊かになる」とアドバイスしていた。
(写真・本格的な薬膳料理の調理までを学んだミニセミナー)

 ■3月9日(金)

メールもできた!
上越市市民IT講習会
20人に修了証書授与

 パソコン初心者向けに上越市が開いている「上越市市民IT講習会」の第1期の閉講式が9日、市立直江津小学校で行われ、同校を会場に講習を受けた20人に修了証書が授与された。
 同講習会は国の日本新生プランの補助事業で、上越市では今月から来年度中までに5600人の受講者を予定している。講習者は、電源を入れ方やマウスの使い方12時間の講習で習った。
 閉講式でははじめに、井上隆邦副市長が「講習の成果を生かして、今後さらにインターネットを楽しんでほしい」とあいさつ。受講者一人ひとりに修了証書を手渡した。
 第1期の講習は3日から6会場で約110人が参加しており、受講者の約6割が40歳以上。今回最高齢受講者の一人、春日新田の吉田輝夫さん(76)は「今までワープロを使っていたのだが、製造中止になると聞いて大変だと思い参加した。パソコンはなかなか難しいと思っていたが、講習はわかりやすかった。文書を作ったり、孫にメールを出せるところまで何とかできたと思う」と話していた。
 第二期の講習は5―10月の予定で、約180講座を市内27会場で行う。受付は4月上旬から。第1期の募集ではわずか15分で定員に達したため、次回の募集ははがきで受け付ける。
(写真・第1期の受講者は40歳以上が中心だった)

なごり雪、1434人を見送る
上越市立9中学で卒業式
感動胸に「新世紀の卒業生」

 15の旅立ちは、降りしきる雪に見送られ―。
 真冬に逆戻りしたかのように終日、激しい降雪に見舞われた9日、上越市内の9中学校で卒業式が行われた。門出を祝うにはあいにくの天候になったものの、卒業証書を手にした卒業生たちは、多くの思い出とともに胸を張って学びやを後にした。
 卒業式が行われたのは上越市立中学の全校で、卒業生総数は9校の1434人。義務教育の全課程修了を証明する卒業証書の授与式には多数の来賓と保護者が列席し、卒業生を送り出した。
 直江津東中学(斉藤國平校長)は在校生、保護者が見守るなか卒業生一人ひとりに斉藤校長が卒業証書を授与。男子92人、女子114人の合わせて206人が晴れやかな表情で壇上に進んだ。
 斉藤校長は「かけがえのない存在である自分を知り、自分を大切にし他人を大切にする」をはなむけの言葉として、可能性に満ちた未来を祝福。21世紀最初の卒業生を代表して篠宮靖幸君は、在校生には激励を、教職員・保護者には謝辞を述べながら3年間を回想。「目の前に広がる果てしない道に、立ち止まる時は学校生活と友を思い出し進んでゆく」と力強く語った。
 同校恒例の卒業記念合唱には感極まりすすり泣く女子生徒の声も重なり、生涯に残る感激を胸に楽曲「旅立ちの日」を歌い上げた。卒業生の大多数が受験する県立高校入試は12日に実施される。
(上越市立中学の全校で卒業式が行われた・直江津東中学)

 ■3月8日(木)

園生活の思い出ひとこま
園児リクエストで水族館へ
北諏訪保育園おわかれ遠足

 年長児の巣立つ日を間近に控えた市内保育園では今月、園生活の楽しい思い出のひとこまにと、それぞれおわかれ会やおわかれ遠足などを計画している。上越市立北諏訪保育園(清水一美園長)では9日、園児の希望で上越市立水族博物館へでかけ、たくさんの魚に囲まれて楽しい時間を過ごした。
 同園は春から年間通して赤坂山や高田農業高校、高田公園、五智交通公園など各所にでかけたうち、「最後の遠足の行き先は子どもたちのリクエストで」と、一番声が多かった水族博物館に決定した。
 遠足に参加したのは年長、年中、年少児合わせて42人。昨年秋のはじめごろにそろって訪れた水族博物館はみんなのお気に入りスポット。館内に入ると、さっそく水槽に顔を近づけてじっくりと魚の様子を見ていた。
 年長児の草間至くんは「水族館は魚がいっぱい。ぼくは大きいピラルクが大好き」と大喜び。園児たちは「タコがおもしろい」「ミズクラゲが見たい」といろいろな生き物に興味津々で、あちこちの展示水槽をのぞいては笑顔を見せていた。
 マリンガールによるえづけショーの見学では、大きなトロピカランドの中で泳いだり、えさを食べたりする魚たちにすっかり夢中。中でも年長児は、友達や先生と一緒にでかける最後の遠足を元気いっぱい過ごし、またひとつ楽しい思い出をつくった。
(写真・先生や友達と一緒に大好きな魚たちを見て楽しく過ごした園児たち)

攻めの捜査を信念に
全国優秀警察職員表彰
上越南署刑事課長・笹川警部

 上越南警察署刑事課長の笹川昭三警部(56)が全国優秀警察職員95人の中に選ばれ2日、東京都内で行われた表彰式で警察庁長官から表彰を受けた。
 笹川警部は昭和38年10月に新潟県警察官に採用されて以来、37年5カ月間勤務している。この間、3年6カ月地域係として従事したほかは、刑事警察一筋32年11カ月。警察本部および各署の捜査2課で活躍し、優れた指揮能力、捜査技術、豊富な経験を生かして重要知能犯罪や暴力団犯罪、凶悪犯罪など数多くの事件を検挙解決してきた。
 捜査のうえで心していることは「事件なんだという信念を持って積極果敢に攻めていくこと。粘りと根性で狙ったターゲットははずさない」と話す。これまでに携わった事件は贈収賄、詐欺、窃盗、強盗、傷害、殺人など印象に残る捜査も多い。
 現在は同署の刑事課長としてこれまでに培った豊富な知識、経験を生かし捜査官の陣頭に立つ。「小さな事件でも被害者の立場に立って真剣に取り組んでほしい。意地を持って攻めの捜査を」と部下や後輩の指導育成にも情熱を注いでいる。
 長年の功績を称えて受けた表彰に対しては「光栄に思う。仕事に打ち込めたのは家族の理解と協力があったから。今回の受賞は家族が一番喜んでくれている」と話していた。
(写真・刑事警察一筋の活躍を称えて表彰を受けた笹川警部)

 ■3月7日(水)

県内は16人が喜びの春
上越教育大
前期日程で合格発表

 上越教育大学(大澤健郎学長)は7日、平成13年度学校教育学部入学試験、前期日程の合格発表を行った。
 募集人員77人に対して、368人が応募、うち318人が受験し、実質倍率は4.12倍。男子119人、女子199人、計318人が合格した。合格者を都道府県別でみると、新潟県が最も多く16人、次いで石川県が14人、福井県が10人。
 合格発表は午前10時、大学会館に合格者の受験番号が張り出された。近年はファクスや電子郵便などでの通知サービスが行われているため、直接発表会場に足を運ぶ受験者は少なくなったが、地元や近県の受験者や保護者10数人が合否の確認に訪れた。手持ちの受験票と照らし合わせて、番号を見つけて喜ぶ姿が見られた。
 後期日程はセンター試験の成績と調査書、健康診断などで審査され、試験は行われない。22日午前10時に同大学で合格発表が行われる。
(写真・大学会館に張り出された合格番号を確認する受験者や保護者)

38人新世紀の福祉現場へ
介護福祉士取得・卒業
上越保健医療福祉専門学校

 上越市西城1の学校法人仁寿会上越保健医療福祉専門学校(市川信夫校長)は7日、第3回卒業式を高田西城病院内川室道隆記念ホールで開き、38人の卒業生を送り出した。
 今年度卒業生は19歳から36歳まで男性13人、女性25人。2年間の教育課程を修了し、介護福祉士の国家資格を取得した。
 式には卒業生の保護者や家族、各実習施設や関係団体の来賓、講師、在校生らが出席し、卒業生の門出を見守った。市川校長から一人ひとりに卒業証書が手渡され、成績優秀者には表彰状が贈られた。
 告辞の中で市川校長は「奥が深い介護の世界は人間理解を深めることでもある。お年寄りの訴えを聞く耳を持ち、やさしく、こまやかで、温かな手を持った介護福祉士になってほしい」とはなむけの言葉を述べた。
 川室優理事長はこれから現場で活躍する卒業生に対し、「謙虚な気持ちで誠心誠意つとめ、先輩後輩のネットワークを広げていきましょう」と激励。来賓代表者や在校生も祝いの言葉を寄せた。
 卒業生を代表して市川香次さん(20)が「仲間や先生たち、この学校で出会ったことを永遠に忘れない。21世紀最初の介護福祉士として希望をもって大空に羽ばたいていきます」と旅立ちのあいさつを述べた。
 卒業生は上越地域を主にそれぞれ老人ホームや老人保健施設、福祉団体、シルバーサービス事業所、医療機関への就職が決まっている。
(写真・卒業証書を手にし、専門職としての決意を新たにする卒業生)

地域ぐるみでいじめ根絶
児童生徒の作品でポスター作成
城東中学校区学校・地域連携委員会

 城東中学校区学校・地域連携委員会(荒木正雄委員長)はこのほど、いじめ根絶を呼びかけたポスターを作成した。各学校や町内に配布、掲示し学校、家庭、地域ぐるみで健全育成活動の輪を広げる。
 同委員会は「上越市学校・地域教育ネットワーク事業」運営の中で、中学校区単位で設けられている組織。文部省補助事業の「いじめ対策地域連携モデル市町村事業」を継続し、今年度から市単独事業としてスタートした。小・中学校、地域、家庭が連携し、児童生徒のいじめ問題にとどまらず、不登校や非行などの問題行動解決を図り健全育成に取り組む。
 城東中区委員は町内会、3小学校、同中学校の教職員、保護者、各関係機関などの代表者で構成し、情報交換や検討会、教育懇談会を開催しているほか、各校でもさまざまな実践活動に取り組んでいる。
 今回は上越南警察署のパイロット事業と共催でいじめ根絶ポスター1000部を作成した。大手町、富岡、稲田小の児童による標語と城東中生徒のイラストを取り入れたカラー刷り。標語は各校代表作2点、計6点。イラストは同中学校生徒会生活委員会が行ったクラス単位のポスター作成から、1年生と3年生の2クラスの作品を合成した。
 事務局では「『いじめ』だからと暗いイメージにならないよう、生徒のイラストを取り入れるなどして、目にとまる明るいポスターに仕上げた。地域ぐるみで取り組むきっかけづくりになれば」と話している。
 ポスターは学校の学級内、町内では集会所や公民館などに掲示される。
(写真・小中学生のイラストと標語をのせ、地域や学校に配布)

 ■3月6日(火)

大陸から春の使者
ボンネットにうっすらと
上越市内に黄砂降る

 上越市大手町6の高田測候所は6日、この春一番の黄砂を観測した。市内では駐車している自動車のボンネットなどを黄色い砂がうっすらと覆っているのが見られた。
 黄砂は中国大陸北西部、黄土地帯の砂が風で舞い上がり偏西風に乗り、日本までやってきたもの。毎年3―5月に多く、俳諧の世界では春の季語として使われている。
 高田測候所によると、黄砂が観測されたのはことしに入ってからは1月3日に続いて2回目。6日は日本海沿岸から長野県を含む広い範囲で観測された。
(写真・車のボンネットに黄砂が降り注いだ)

視野広く福祉行政の参考に
保育園などで現場研修
韓国浦項市研修職員李さん

 上越市が友好都市韓国浦項市から受け入れている研修生李相華(イ・サンヨ)さん(36)が今月、市内の保育園などで研修を行い、市行政の福祉分野について学んでいる。
 李さんは昨年6月に来越し、1年間の任期で市行政全体を研修する。福祉、産業部門を中心に各課をまわり3分の2が現場研修、3分の1が在籍する国際交流課で交流活動にあたっている。
 今月はこども福祉課で実際に保育園などを訪れて現場研修。6日からは3日間の日程で大手町の市立たんぽぽ園(斉藤信子園長)を訪問し、子どもたちや保護者、職員と交流しながら研修している。
 「施設も大事だけど、日本の子どもは親と一緒に遊ぶ時間が少ない。福祉を支える労働面は地域社会全体の目でみていかなければ」と李さん。
 文化や環境、遊び方に違いがあるものの、歌や体操、手遊びなど親子の間に入って楽しく参加した。自身も3、6歳の子をもつ父親。やさしい笑顔で接し、子どもたちからはお父さん的存在として親しまれていた。
 李さんは「小中高校生が小さな子どもたちと自然に触れ合ったり、おじいさん、おばあさんが孫らと交流できるような家族一緒に何かできる場が大切」と話していた。
(写真・子どもたちや保護者、職員と交流を図りながら現場から学ぶ李さん・たんぽぽ園)

 ■3月5日(月)

市勢発展への協力に感謝
創設50周年節目に市長が感謝状
陸上自衛隊高田駐屯地

 陸上自衛隊高田駐屯地(紫村敬二司令)創設50周年の節目に合わせて5日、宮越馨上越市長が同駐屯地を訪れ、これまでの市勢発展への協力に対して感謝状を贈った。
 主な自衛隊協力は平成7年に発生した7.11水害での保倉川洪水防止作業や避難者の輸送、同9年のナホトカ号からの流出重油回収、除去作業など災害時の現場活動。
 市イベントでは観桜会や上越まつり・花火大会、謙信公祭、レルヒ祭でのパレード演奏協力や車両提供など参加支援した。このほか平成8年からは市の若手職員、管理職を対象とした研修受け入れも行っている。
 県縦断駅伝では、上越市選手は自衛隊層の厚さによる屈指の最強チームで過去4連覇を3回達成した。
 駐屯地内体育館で行われた合同朝礼時で、宮越市長が紫村司令に感謝状を贈呈。整列した隊員を前に「市民生活の中に根付いている自衛隊。正しく誠実に取り組む姿勢が、目に見えないところで社会に影響を与えている。物理的に国の安全を守るだけでなく、内なる防衛任務として今後も安心、安全なまちづくり、健全な社会発展に協力を」とお願いし、感謝の意を伝えた。
(写真・宮越市長から紫村司令に感謝状が手渡された)

 ■3月4日(日)

期待?7500人繰り出す
市民プラザ全面開館
4日、県内初のPFI方式で

 県内初のPFI方式を取り入れた上越市市民プラザが4日、グランドオープンした。同日はセレモニーのほか市民、テナントによる各種イベントが華やかに繰り広げられ、7500人の市民が足を運んだ。
 オープニングセレモニーで宮越馨上越市長は、開業までの経緯を説明し、施設の有効性と先進性をアピール。「全国へと発信できる施設となるよう市民が育て上げて欲しい」と期待を述べた。運営・管理を担当する上越シビックサービスの加藤憲和社長は、「地元企業の一員として、安心で安全な憩いの場となるよう精一杯頑張りたい」と緊張気味に決意を語った。
 市民プラザはさまざまな市民・団体活動の場となる多機能施設を目指し平成12年6月着工、同年12月完成。ことし1月4日に仮オープンを果たし、グランドオープン当日までに約4万人が利用している。
 セレモニーでは宮越市長と市民団体の代表、加藤社長らがテープカット。地域の幼稚園児によるくす玉割りが、華やかなお祝いムードを盛り上げた。各フロアでは「子育てわくわくフェスタ」「シニアフリーマーケット」「日本語スピーチコンテスト」など10団体ほどによるさまざまなイベントがにぎやかに繰り広げられた。
 民間の資金と経営ノウハウ、技術力を活用して公共施設の建設、維持管理、運営、公共サービスの提供を行うPFI(プライベート・ファイナンス・イニシアティブ)の採用は県内初。むこう20年間の運営・管理は熊谷組と日本管財により設立された上越シビックサービスが行う。
(写真・市民参加のテープカットで本格オープンを果たした)

多様な視点で意見を発表
外国人のスピーチコンテスト

 在留外国人らによる「日本語スピーチコンテスト」が4日、上越市市民プラザで開かれ11人が多様な視点で上越、日本を語り、意見を発表。優秀者5人が表彰された。
 コンテストは上越国際交流協会とフレンドシップ上越の主催で4回目の開催となる。参加者の母国は中国、台湾、フィリピン、オーストラリア、スコットランドの5カ国11人。日本語の習熟に差はあっても、いずれもステージで堂々と意見を述べた。
 発表者のテーマは環境保護や国際交流、日々の生活の喜び、日本と母国の生活習慣の違い、日本語などさまざま。新潟産業大に在学中の薩日娜(さらな)さん=中国=は、日本に来て目にしたゴミで汚れた海岸や大学内でのたばこの投げ捨てを嘆き、「ゴミ捨てのマナーと環境保護」のテーマで発表。「一人ひとりが集まってつくる世の中は、一人ひとりが環境に良いことを始めなければならない」と呼びかけた。
 優勝は上教大留学生、尹喜淑(い・きしゅく)さん=中国=の、「しつけは社会生活の基本」。尹さんは第2位のニール・マギデンティさん=スコットランド=とともに6月9日、上越文化開館で開催される上越市発足30周年記念事業「外国人による日本語弁論大会」全国大会に出場が予定されている。
 入賞者は次の通り(敬称略)。
 (1)尹喜淑「しつけは社会生活の基本」(2)ニール・マギンティ「日本語を守ろうよ」(3)渡辺レイラニー「愛について」 
▽JOIN賞 薩日娜「ゴミ捨てのマナーと環境保護」▽フレンドシップ上越賞 周英月「生活の違いと言語使いの難しさ」

楽しく情報交換と発信
子育てわくわくフェスタ

 市民プラザのグランドオープンに併せて4日、第4回「子育てわくわくフェスタ」(同実行委員会主催)が開かれた。多彩なイベントを通して子育て情報が発信され、多数の家族連れが訪れた。
 イベントは6会場でコンサートや遊びうた、情報交換、相談室など九つの催しが開かれた。乳幼児、子供用品のフリーマーケットには開会直後から長蛇の列ができ、入場制限が行われる盛況となった。
 ワークショップ「『こどもセンター』ってどんなところ」は、「武蔵野市立0123吉祥寺」の森下久美子園長が講演。平成4年の開館以来、0―3歳児と親の交流の場を運営し、子育ての現状を知る立場から、「少子化で出会いが少ない現状では見よう見まねも出来ず、子育てを知らなくて当然。だからこそ出会いの場としてのセンターが必要」と述べた。
 年々参加団体が増加している同フェスタは、今回も52人の中高生を含む120人のボランティアスタッフで運営。関川ミサ子実行委員長は「ことしもたくさんの笑顔に会えた。両親の笑顔は、子どもたちにとっても何よりの幸せ」と話していた。
(写真・家族連れが多数参加しイベントを楽しんだ)

 ■3月3日(土)

平均年齢51歳、IT事始め
高田西小会場で講習会スタート
初歩操作に受講者真剣

 パソコン初心者向けの「上越市市民IT(情報技術)講習会」が3日、高田西小学校を会場に開講した。国の日本新生プランに基づく補助事業で、上越地区では松之山町、中郷村に次ぐ早いスタートとなった。同日始まったコースは20人が受講し、パソコンの電源を入れる初歩操作から取り組んだ。
 開講式で井上隆邦副市長が「パソコンは習うより慣れることが大事」とあいさつ。受講者を代表して最高齢の同市東城一の太田正夫さん(76)が「パソコンについて、知りたいことがたくさんある。12時間のコースなので、メカに弱い私でもできそう」と意気込みを述べた。
 講習会ではIT関連業者の社員が、パソコンの起動方法からマウスの持ち方などの、初歩の初歩からていねいに説明。今後は文書の作成、ホームページの閲覧、電子メールの送受信などを学ぶ。1講座12時間のうち、8時間以上受講した人には修了証書が授与される。
 参加者の一人、大和4の久住久子さん(54)は「Eメールなどをやっている友人のまねごとでもできたら。ホームページで観光旅行の下調べができるようになりたい」と話していた。
 IT講習会は全国で約550万人が対象となり、県内では今年度と13年度にわたり全市町村で約11万人が講習を受ける。
 上越市では5600人の受講者を予定しており、第1期の募集ではわずか15分で110人定員に達するほどの人気だった。平均年齢は51歳で高齢者が多いほか、女性が61%を占めている。第2期の講座は五月から十月にかけて行われ、180講座を市内27会場で行う。募集は4月上旬に予定している。
(写真・マニュアルと首っ引きでパソコンの初歩を学ぶ参加者)

保育園児も特別参加
春日山荘でひな祭り交流会

 上越市春日山一の老人福祉センター「春日山荘」で3日、趣味の教室が日ごろの練習成果を発表する「ひな祭り発表交流会」が開かれた。約250人が参加し、甘酒タイムや昼食をはさんで1日を楽しんだ。
 発表会が行われた大広間のステージでは、詩吟や民踊、謡曲、コーラス、レクダンス、民謡の各教室が参加。参加者の半数以上が出演した。
 出演の合間には、世代間交流を図る目的で始めて春日保育園の年中と年長児45人が参加。よさこいソーランの「よっちょれ」や、手遊び歌や手話を披露した。保護者もつめかけ、3世代交流となった。
 民謡教室の発表では、きもの姿もあでやかに「人生おけさ」「いのち舟」「人生櫻(さくら)」を披露した。
(写真・大きな拍手が寄せられた民謡教室の発表)

 ■3月2日(金)

あおげば尊し―いざさらば
関根学園高校で卒業式
在校生に送られて181人

 卒業シーズンの3月を迎え、2日には上越市内の高校で最も早い卒業式が関根学園(吉崎道義校長)で開かれた。卒業生181人は在校生らが見送るなか思い出多い学びやに別れを告げた。
 式典では卒業生の斉藤恵理さんが、「挫折しそうな時は学園の生活を思い出し立ち上がろうと思う。卒業式は終わりではなく、新たな道へのスタートとして羽ばたいて行きます」と在校生、保護者、教職員の前で力強く誓い、181人を代表して3年間の感謝を言葉で伝えた。
 卒業生退場の花道には在校生が花束を持って駆け寄り、先輩との別れの時を惜しんだ。笑顔で声を掛け合ううちに涙があふれ、目頭を押さえて会場を後にする女子学生の姿もあった。
(写真・持ち寄った花束を後輩が先輩に。多くの感謝の気持ちを胸に卒業生は学園から巣立っていった)

卒業の門出に最多59人
訪問介護員修了生も初輩出
上越情報ビジネス専門学校

 上越市北城3の上越情報ビジネス専門学校(真野精一郎校長)は2日、第18回卒業式、2000年度訪問介護員(ホームヘルパー)修了式を仲町2のやすねで行った。開校以来一番多い卒業生59人が晴れの門出を迎え、県認可のホームヘルパー修了生も初めて送り出した。
 今年度卒業生は総合ビジネス科32人、住環境デザイン科6人、ビジネスライセンス科14人、公務員科7人。介護保険法に基づいて昨年6月、ホームヘルパー養成研修事業指定を受けた同校では1級課程3人、2級課程5人が修了、取得した。
 式では来賓や在校生、父母らが出席し卒業、修了を祝う中、真野校長が各科代表者に証書を手渡した。真野校長は「21世紀はじめの卒業生。やりがいのある時代に能力のある人はぐんぐん成長する。本校で学んだことを基礎に、社会に出てからも勉強して各方面で活躍してほしい」と激励の言葉をおくった。
 各賞の授与や卒業記念品贈呈、在校生の答辞などに続き、卒業生を代表して総合ビジネス科オフィスビジネス系の石井麻紀子さんが答辞を述べた。「自分の力を信じ、厳しい現実に打ち勝つ強さを持ち続けたい。学校で学び得たことをそれぞれの職場で十分に発揮し、後に続く後輩の良き模範となるよう日々努力していきます」と誓った。
 式典の演壇や卒業パーティー会場の盛花はフラワービジネス卒業生がアレンジし、学び磨いた腕前を生かして華やかな彩りを添えた。
(写真・真野校長から卒業証書が手渡された。演壇の花も卒業生がアレンジ)

 ■3月1日(木)

上越地域7JA広域合併
「JAえちご上越」が発足
県内最大17市町村をエリアに

 上越地域7農協が合併して1日、JAえちご上越(柳澤武治組合長)が誕生し、記念のテープカットなどが上越市藤巻の本店で行われた。
 新農協は上越地域17市町村を管内とし、組合員数4万1617人、貯蓄残高2550億円、職員数1389人と県内最大規模。本店に4部16室16課を置き、これまでの支所などを支店、出張所に、従来のJA上越、頸北、頸南、わかばの本所を地域本部として、それぞれに営農センターを設置した。
 午前9時半から理事会が開かれ、柳澤武治前上越農協組合長が新農協の組合長に、副組合長にの小林春芳・前JAわかば組合長が選出された。
 本店前に約130人の職員らが集まり、合併記念のテープカットが行われた。その後幹部職員への辞令交付式が行われ、柳澤組合長は「地域農業の振興と地域の発展のため、相互扶助の精神を持って職員一丸となりすばらしいJAを作っていきたい」と抱負を語った。
 農協の広域合併計画は当初、8JAの予定だったが、昨年5月の合併総会でJAひすいが合併案を否決したため7JAでの合併となった。
(写真・組合長と役員がテープカット行い新JAの発足を祝った)

上越・頸北・頸中3組合が合併
「くびき野森林組合」が誕生

 上越、頸中、頸北の3森林組合が1日合併し、県内最大の「くびき野森林組合」(田中弘邦組合長)が誕生した。
 新組合は上越地域九市町村をエリアに組合員数約5500人、組合員所有森林面積1万9187ha。本所を上越市新光町1(旧上越森林組合本所)に置き、旧頸北、頸中組合の本所は支所となった。副組合長は小田泰一前頸北森林組合長と中川耕平前頸中森林組合長。
 合併構想は県内38組合を将来的に13組合に統合する「第3期森林組合合併計画」の一環で、経営基盤を強化することが目的。上越頸城地域では平成7年から調整を開始し、昨年11月、各組合で合併議案を承認。ことし2月に県の正式な認可を得て、今回の合併となった。

全市民にICカード配布へ
上越市IT化戦略会議で説明
市民プラザにIT啓発コーナーも

 上越地域のIT(情報技術)化を総合的、戦略的に推進するための第2回上越市IT戦術会議が1日、上越市役所で開かれ、地元企業や団体、通信事業者、行政関係者らが、地域IT化へ向けての取り組みについて話し合った。上越市が2月16日にIT装備都市研究事業に内定したことを受け、具体的な事業内容の説明も行われた。
 IT装備都市は経済産業省の関係団体である財団法人ニューメディア開発協会が実施する事業でことし1月9日に発表された。同市はすでに行政の電子化やICカード導入など視野に入れ、市幹部で構成する「上越市IT戦術プロジェクトチーム」を立ち上げていたほか、同戦術会議を発足したこともあり、名乗りを挙げた全国46カ所のうち採択の内示を受けた21カ所の中に選ばれた。3月末までに実施計画が立てられる。
 同事業により、来年1月から3月の間に上越市の全市民と周辺町村住民3万人にICカードが配られ、電子申請や健康診断情報、健康保険証機能、商店のポイントサービス機能、上越勤労者福祉サービスセンター会員証機能などのサービスについて実証実験が行われる。
 会議では大野孝副市長が、ICカードのほか、4日に正式オープンする市民プラザの一階にICカードの使い方や電子市役所、電子マネーが体験できる啓発コーナー「サイバーシティ上越」を設置することなどを説明した。
 今回の会議の核となる地域IT化の取り組みについては、ICカードの継続利用を図るための第三セクターの運営組織「(仮称)JCMO(上越シティ・マネージメント・オーガニゼーション)を核に、教育、生活、産業、文化、環境、シティセールス、行政の七分野別に説明が行われた。
 出席者からは「一番の問題は人材不足」(非IT業界)、「内容が総花的であり、上越市独自の個性が必要」、「上越エリアの『楽天市場』(仮想商店街)を作る必要がある。産業は慈善事業ではない。(行政の)垣根を超えなければうまくいかない」、「単なる情報化の手伝いでいいのか。思い切って踏み込む必要がある」、「図書館の検索システムなど周辺地域に開放し、恩恵が広がるのを実感してもらってはどうか」などの意見が出た。
 3月に開かれる3回目の会議では、中間報告とJCMOの設立に向けての準備などについて話し合う。
(写真・市内の各界、各層からの出席者が意見を述べた戦術会議)

歌や踊りで「ひなまつり」
保育園児が参加交流
上越五智養護老人ホーム

 上越市五智1の上越五智養護老人ホーム(菊野昭夫施設長)で1日、一足早くひなまつりが行われ、地元の保育園児とお年寄りが和やかに桃の節句を楽しんだ。
 同ホームでは日本の伝統行事に親しみ、元気に春を迎えようと毎年ひなまつり行事を開いている。
 会場となったホーム食堂には立春すぎに飾り付けたおひなさまが並び、入居者150人と職員が集まった。
 七夕の催しでも交流した五智保育園の園児たちが元気に参加。年長児が歌や踊りを披露し、特設ステージに花を添えた。お年寄りの皆さんは「かわいらしいね」と盛んに拍手を送り、子どもたちの発表をゆっくり楽しんでいた。
 ステージでは入居者有志によるハンドベル演奏や職員によるフラダンスも繰り広げられ、最後は全員合唱を行い、会場みんなでうれしいひなまつりに声をそろえた。
(写真・甘酒やひなあられを味わいながらかわいいステージを楽しんだ)

今春の桜は平年並み
高田は4月11日
開花予想発表

 東京管区気象台は1日、関東甲信、北陸、東海地方のことしの桜(ソメイヨシノ)開花予想第一回を発表した。それによると、各地方の開花は平年並みの見込み。新潟県内各地の開花予想日は、平年に比べて1―2日遅いと見込まれている。
 上越市高田は4月11日。平年より1日遅い見込み。新潟市は4月13日、佐渡相川町が15日。高田の平年満開日は4月14日で、満開までの平年日数は4日。
 同気象台発表によると、桜の花芽の生長に影響をお及ぼす2月以降の気温経過は、関東甲信・北陸地方では2月前半の気温が平年に比べて低めに推移したが、同月半ばからは平年に比べて高くなった。3、4月の平均気温は平年並みと予想されていることから、各地方の桜の開花は平年並みと見込まれる。
 次回の開花予想は今月15日に発表。

市内2小学校で学級閉鎖
約1カ月遅く流行
インフルエンザ患者

 上越市内の小中学校でインフルエンザ様疾患のため、学級閉鎖や午前放課の措置をとる学校が出ている。
 市教育委員会学校教育課によると城北中1年生が2月26日に午前放課、27、28日の2日間、学年閉鎖となった。1日現在の報告では、保倉小6年生が給食後放課となり2日、3日と学級閉鎖。春日新田小3年、6年の各1クラスが午前放課、このうちの6年生1クラスは2日を学級閉鎖とした。
 上越保健所には上越市の中学校、中頸城の小学校で集団発生の報告が入っている。主な症状は発熱やのどの痛み、頭痛、腹痛など。ことしは例年に比べて流行が約1カ月遅く注意を呼びかけている。